人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

専業主婦の割合は25~34歳妻は23.4%(2024年)で過去最少

妻(25~34歳)の専業主婦・就労の割合の推移

2025年2月14日に発表されました、労働力調査(詳細集計)を使って、妻の就労時間の割合を調べてみました。厚生労働省の集計で「共働き」の計算方法が、「夫が非農林業の雇用者」でしたのでこの記事では分母は「夫が非農林業の雇用者」で全て計算しております。25~34歳妻の「専業主婦」「週35時間未満」「週35時間以上」の3つに分類してグラフにしました。専業主婦である割合が、2003年は59.2%、2014年は46.2%、2024年は23.4%と、出産適齢期の女性の専業主婦割合は10年で半減したことになり過去最少になります。

【25~34歳妻の専業主婦・就労時間の割合の推移】

  専業主婦 週35時間未満 週35時間以上
2003年 59.2% 20.4% 20.4%
2004年 57.0% 21.2% 21.9%
2005年 55.9% 21.6% 22.5%
2006年 57.0% 21.2% 21.8%
2007年 55.7% 23.0% 21.4%
2008年 54.6% 25.1% 20.3%
2009年 52.9% 25.1% 21.9%
2010年 51.1% 26.2% 22.8%
2012年 50.2% 27.7% 22.1%
2013年 45.6% 30.5% 23.9%
2014年 46.2% 31.4% 22.4%
2015年 43.0% 32.4% 24.6%
2016年 40.8% 34.3% 24.9%
2017年 36.4% 36.1% 27.5%
2018年 35.4% 38.7% 25.8%
2019年 31.8% 40.2% 28.0%
2020年 31.9% 40.3% 27.8%
2021年 29.1% 39.5% 31.4%
2022年 27.0% 41.5% 31.5%
2023年 24.5% 40.4% 35.1%
2024年 23.5% 40.6% 35.9%

労働力調査 詳細集計 全都道府県 結果原表 全国 | 政府統計の総合窓口

労働力調査(詳細集計)のV-1の表から作成)

 

年齢別の専業主婦の割合の推移(2013年~2024年)

「25~34歳」「35~44歳」「45~54歳」の専業主婦率の推移で2024年が恐らく過去最少だと思います。2012年以前は「45~54歳」の項目が見当たらなかったので2013年からのグラフになります。2024年はどの年齢階級も専業主婦率は24%前後で差はありません。10年前と比較して「25~34歳」の出産適齢期の妻の専業主婦の割合が大きく減少しています。

【年齢別の専業主婦の割合】

  25~34歳 35~44歳 45~54歳
2013年 45.6% 40.5% 32.5%
2014年 46.2% 38.3% 32.5%
2015年 43.0% 36.7% 30.6%
2016年 40.8% 35.7% 29.6%
2017年 36.4% 34.2% 28.4%
2018年 35.4% 31.1% 27.3%
2019年 31.8% 29.3% 26.4%
2020年 31.9% 29.7% 25.8%
2021年 29.1% 29.7% 26.4%
2022年 27.0% 27.6% 25.1%
2023年 24.5% 26.5% 24.8%
2024年 23.5% 24.9% 24.0%

 

妻が週35時間以上(フルタイム)の割合を年齢別

今回記事にしてみようと思った数字は、2021年以降に「25~34歳」の妻のフルタイムで働く割合が他の年齢層と比較して急激に上がっているのに気づいた点です。「25~34歳」の妻がフルタイムで働く割合は、2014年は22.4%でしたが2024年には35.9%になっています。(この割合は分母は専業主婦も含めた数字)労働力調査(詳細集計)は2003年からの数字になりますが、恐らく「25~34歳の妻」がフルタイムで働く割合が一番高いという時代は、2022年まではなかった数字だと思います。何故「25~34歳の妻」がフルタイムで働く割合が2021年以降に急増したか、理由を調べたのですがデータとして示せるものは見つけれませんでした。リモートワークが原因とも考えたのですが、2023年以降にリモートワークは減っているので2024年もフルタイム割合が増加してるのを見ると違うと思います。

【妻が週35時間以上の就労(フルタイム)の割合】

  25~34歳 35~44歳 45~54歳
2014年 22.4% 23.5% 27.7%
2015年 24.6% 24.8% 29.2%
2016年 24.9% 25.4% 29.8%
2017年 27.5% 27.5% 32.1%
2018年 25.8% 26.9% 30.8%
2019年 28.0% 28.3% 30.7%
2020年 27.8% 27.1% 31.1%
2021年 31.4% 28.8% 32.6%
2022年 31.5% 28.9% 32.6%
2023年 35.1% 31.0% 33.8%
2024年 35.9% 31.7% 33.9%

 

妻が就労する時間が増加するのと、少子化になることは相互にリンクしていると思います。海外の国のデータと比較しようと試みたのですが、他国では「子供がいる女性の就労率」という基準の統計しか見当たらなく日本と比較できませんでした。