人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

2024年合計特殊出生率2.0以上の87ヶ国は平均世帯人数が3人以上

2024年の合計特殊出生率が2.0以上の87ヶ国

2024年に合計特殊出生率が2.0以上の国の地域

アフリカ 49ヶ国
オセアニア 11ヶ国
アジア 11ヶ国
中東 10ヶ国
アメリカ大陸 6ヶ国
欧州 0ヶ国

 

171ヶ国の合計特殊出生率と平均世帯人数

国連の国別の平均世帯人員と2024年の合計特殊出生率の171ヶ国の散布図になります。縦軸の合計特殊出生率が2.0以上の国は全て平均世帯人数は3人以上になっています。子供が多ければ世帯人数が多くなるのは当然と考えやすいのですが、世帯人数が多い文化の国は出生率が高いとも考えられます。平均世帯人数が少ない国というのは、都市化が進んだ国になります。日本の平均世帯人数は2.23人です。

出典:国連2022年データ

https://www.un.org/development/desa/pd/data/household-size-and-composition

 

合計特殊出生率2.0以上のアジアの国】

  平均世帯人数 合計特殊出生率
パキスタン 6.8 3.5
タジキスタン 6.0 3.0
東ティモール 5.3 2.6
トクルクメニスタン 5.2 2.7
ウズベキスタン 5.2 3.5
ラオス 4.7 2.5
カンボジア 4.6 2.3
キルギス 4.1 2.7
インドネシア 3.9 2.1
モンゴル 3.6 2.5
カザフスタン 3.4 2.8

 

合計特殊出生率2.0以上のオセアニアの国】

  平均世帯人数 合計特殊出生率
サモア 6.6 3.8
ツバル 6.1 3.3
キリバス 5.9 3.1
パプアニューギニア 5.4 3.1
トンガ 5.3 3.1
バヌアツ 5.1 3.6
フィジー 4.6 2.6

 

合計特殊出生率2.0以上の中東の国】

  平均世帯人数 合計特殊出生率
アフガニスタン 8.0 4.4
オマーン 8.0 2.6
イエメン 6.7 4.5
イラク 6.4 3.3
シリア 5.7 2.7
パレスチナ 5.1 3.3
ヨルダン 4.7 2.4
イスラエル 3.1 2.8

 

合計特殊出生率2.0以上のアメリカ大陸の国】

  平均世帯人数 合計特殊出生率
グアテマラ 4.8 2.2
ハイチ 4.3 2.8
ホンジュラス 3.9 2.2
スリナム 3.9 2.2
ボリビア 3.5 2.1
ガイアナ 3.5 2.4

 

日本の合計特殊出生率と平均世帯人数 1950年~2024年

日本の合計特殊出生率と平均世帯人数の推移です。1950年から都市化が進み1970年までに平均世帯人数は5人から3.45人に減少し、合計特殊出生率は3.65から2.23に減少しています。

 

【平均世帯人数が多い国の特徴】

平均世帯人数が多い国を見ると、治安の関係で少人数では住めない、宗教上の理由で少人数が推奨されない、第一産業が主なので少人数では生活を営めない、家長制で大家族が推奨されるなどの理由に思えました。