人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

「夫より妻が年上」初婚に占める割合25.5%(2024年)は過去最多

「夫より妻が年上」初婚全体に占める割合1990年~2024年

2025年9月16日に発表された2024年分の婚姻の政府統計を見ますと、初婚夫妻で「妻が年上」の割合が過去最多だったので調べてみました。統計で連続して分かるのは1990年からで上記グラフのように、1990年14.3%から2000年の21.9%まで上昇して、その後は横ばいでしたが2023年、2024年と2年連続で過去最多となりました。

  妻が年上
1990年 14.3%
1994年 16.7%
1999年 20.9%
2004年 23.1%
2009年 23.7%
2014年 23.9%
2019年 24.2%
2024年 25.5%

婚姻 上巻 9-14 初婚夫妻の年齢差別にみた年次別婚姻件数及び百分率2024年 | 政府統計の総合窓口

 

初婚で「夫が年上」「同年齢」「妻が年上」の割合の推移

初婚で同年齢の割合も過去最多で2024年は22.8%になってます。夫が年上の割合は2024年が過去最少の51.7%になっています。2004年と2024年を比較すると、減少している順に「夫が5歳年上」、「夫が6歳年上」、「夫が4歳年上」でした。2004年から2024年で増加している割合は「同い年」、「妻が1歳年上」でした。

  妻年上 同い年 夫年上
1994年 17% 17% 66%
2004年 23% 19% 58%
2014年 24% 21% 55%
2024年 26% 23% 52%

 

【国別の妻が年上の婚姻の割合】

国別の婚姻時に妻が年上の割合(2024年)

国別で婚姻時に妻の方が年上の割合の数字が分かったのは、日本以外は4ヶ国でした。(イギリスだけ2019年のデータです)多くの国の統計では、夫妻の年齢差は「2歳以上」か否かという統計が多く、妻が年上か否かというものは少なかったです。韓国と日本の数字は初婚のみ、フランスと台湾とイギリスの数字は初婚に限った数字ではないものです。

  婚姻で妻年上の割合
日本 25.5%
イギリス 23.7%
フランス 23.0%
台湾 20.1%
韓国 19.9%

 

【台湾の婚姻統計から妻が年上の割合の推移】

台湾の婚姻時に妻が年上の割合

台湾の統計が残る2007年では妻が年上の割合は14.6%でしたが年々上昇して2024年には20.1%になっています。台湾や日本だけでなく、多くの国の婚姻で「夫が年上の割合が減少」することで「妻が年上の割合」と「同い年の割合」が上昇しています。

  台湾 妻年上
2007年 14.6%
2012年 17.5%
2017年 18.7%
2022年 20.3%
2024年 20.1%

中華民國 內政部戶政司 全球資訊網 - 人口統計資料 左のページの「結婚對數按雙方年齡」を参照

 

アメリカの統計でも、婚姻時の年齢差が2歳以内が2000年から2022年で45%から51%に増加しています。婚姻時の夫婦の年齢差が日本では2歳以内の割合は63%で2024年が過去最多となっています。

 

【妻が年上の割合の増加と男性27歳結婚率の減少】

「妻が年上」「男性27歳で結婚」の相関は「-0.88」

以前の記事で男性の初婚の最頻値は27歳と書いたときに、男性27歳が結婚する割合の推移と妻が年上の割合の推移が逆相関すると思い比較しました。相関係数は「-0.88」で、逆相関します。

  妻年上割合 男27歳で結婚する割合
1990年 14.3% 7.4%
1995年 17.7% 7.1%
2000年 21.9% 6.3%
2005年 23.4% 5.5%
2010年 23.6% 5.4%
2015年 24.0% 5.2%
2020年 24.5% 4.4%
2023年 24.8% 3.6%