山上徹也容疑者には、「躁」と「鬱」の両方の面が見られるように思えます。
【鬱】
・20代前半で自衛隊勤務時に自殺未遂
・職場が長く続かない
・父が自殺(遺伝)
・母が宗教依存(遺伝)
【躁】
・宅地建物取引士の資格取得
・ファイナンシャルプランナーの資格取得
・測量士補の資格取得
・フォークリフトの資格取得
・高校時代に応援団
・父が京都大学(遺伝)
・祖父が会社経営者(遺伝)
双極性障害の方は、自分が「何者か」になれると自尊心を大きく持つ傾向にあります。山上徹也容疑者も20代前半から希死念慮が訪れながらも、高収入につながる宅建やファイナンシャルプランナーで稼げる人生設計を20代・30代と挑戦してきたように見受けられます。
40歳になり、自分が最低限なっておくべき姿と現実の乖離がストレスとなり、精神にダメージを与えるようになり、将来を悲観しだしたのではないでしょうか。
双極性障害の方の傾向として、遠い将来に夢を持ちにくい残念な部分があります。
芥川龍之介が「ぼんやりとした不安」と遺書を残し自殺したように、山上徹也容疑者には今の自分と理想の自分の大きな溝が将来埋まることがないことに気づき始めた時に、「復讐」という形でしか、自分の価値を確かめる方法は残されてなかったのでしょうか。
双極性障害の方は、躁が酷いと自分が神様になった気分で、何でもできると勘違いしてしまう傾向にあります。その矛先が、アベノミクスという格差を作った人物で、母親の寄付金を搾取した団体の広告塔の安倍元総理。
安倍元総理を殺害できれば自分の人生に悔いはない、そこまで人生に行き詰っていたのではないでしょうか。