人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

中国から日本への新規入国者(外国人)は46%減(2025年12月速報値)前年同月比

中国(香港除く)から日本への新規入国者(外国人)月次

中国から日本への新規入国者月次

2024/10 441,341
2024/11 442,529
2024/12 525,960
2025/1 802,844
2025/2 559,592
2025/3 502,755
2025/4 611,646
2025/5 610,847
2025/6 655,722
2025/7 815,844
2025/8 785,557
2025/9 578,105
2025/10 568,583
2025/11 450,456
2025/12 280,746

2026年1月15日発表の出入国管理統計で、中国から日本への新規入国者数(外国人)は2025年12月は280,746人で同年前月比46%減少となりました。中国政府が減便を発表したのが2025年11月、実際に開始されたのが早いところで2025年11月30日です。2025年11月は影響がなく前年同月比は101.8%でしたが、12月になり急減した結果です。

出入国管理統計 出入(帰)国者数 速報値  国籍・地域別 外国人入国者数 月次 2025年12月 |政府統計の総合窓口

 

中国と香港から日本への新規入国者(外国人)月次

中国・香港・台湾・韓国からの新規入国者数の月次

  中国 台湾 香港 韓国
2024/11 442,529 470,823 217,692 737,278
2024/12 525,960 473,808 265,568 853,292
2025/1 802,844 578,485 231,386 937,506
2025/2 559,592 499,666 186,939 834,490
2025/3 502,755 485,377 199,309 674,908
2025/4 611,646 498,730 251,463 708,326
2025/5 610,847 514,754 184,081 797,023
2025/6 655,722 533,112 159,456 715,032
2025/7 815,844 553,981 167,824 663,049
2025/8 785,557 570,086 212,492 636,932
2025/9 578,105 497,848 139,255 643,973
2025/10 568,583 570,093 185,929 851,809
2025/11 450,456 521,216 195,787 807,928
2025/12 280,746 566,718 276,304 959,908

台湾・香港・韓国から日本への2025年12月の新規入国者数(外国人)は前年同月比より増加しています。香港と中国本土では別旅券で別制度のために香港は今のところ減便の影響はないようです。

2026年1月中旬に日本政府観光局(JNTO)の国別の月次の訪日外客数の発表が今後あるので、中国からの訪日外客数が2025年12月にどれくらいだったかが分かるので数字が公表されましたら追記します。

駅別乗降客数/日の2024年度と2018年度の増減(JR南関東)

東海道線2024年度の駅別乗降客数/日(2018年度比)

JRの駅別の乗降客数を2024年度(2024年4月~2025年3月)と2018年度(2018年4月~2029年3月)の1日の平均人数を比較することで、コロナ前後の電車の利用状況の変化をグラフにしようと思い記事にしました。数値は「定期」+「定期外」を合算した人数になります。私鉄は含まれてません。

東海道線では品川駅が-25%となっていますが、新設された高輪ゲートウェイ駅の影響に思えます。(追記:コメントをいただいて計算しましたら、高輪ゲートウェイ駅の1日の乗降客数は14,209人で、品川駅で減少した95,503人/日の14%しか説明できないので高輪ゲートウェイ駅が理由ではなさそうです。品川駅は定期の減少が-36%と1万人以上の乗降客数の272駅で減少率は1位でした。)

それ以外は東京駅から小田原駅まで、凡そ2024年度は2018年度と比較して10%減少に見受けられ、リモートワークの影響なのか戻ってないことが分かります。2024年度は2024年4月~2025年3月の数字なのでコロナの大きな流行後(2024年1月)なので乗降客数が戻っているか調べてみました。今回の記事は下記のJRのデータからの引用になります。

各駅の乗車人員 2024年度 ベスト100|データ集|企業サイト:JR東日本

 

東海道線の駅別の1日平均の乗降客数

  2018年度 2024年度 増減
東京 467,165 434,564 -7%
新橋 281,971 231,628 -18%
品川 383,442 287,939 -25%
川崎 214,601 194,391 -9%
横浜 423,651 373,010 -12%
戸塚 112,606 100,202 -11%
大船 99,944 91,259 -9%
藤沢 109,617 103,067 -6%
辻堂 59,425 56,371 -5%
茅ヶ崎 56,519 52,343 -7%
平塚 61,807 56,670 -8%
大磯 99,944 91,259 -9%
二ノ宮 13,464 11,504 -15%
国府津 6,000 5,118 -15%
鴨宮 12,588 11,131 -12%
小田原 34,260 31,557 -8%

 

高崎線2024年度の駅別乗降客数/日(2018年度比)

上野東京ライン高崎線の熊谷駅までの平均乗降客数の変化です。大宮駅を超えると宮原駅から熊谷駅までは2024年度は2018年度から-10%くらいになっています。

  2018年度 2024年度 増減
上野 188,170 170,042 -10%
尾久 10,000 10,429 4%
赤羽 97,249 94,167 -3%
浦和 95,064 90,939 -4%
大宮 258,108 254,220 -2%
宮原 24,279 21,412 -12%
上尾 42,210 38,681 -8%
北上尾 15,784 14,597 -8%
桶川 26,484 23,308 -12%
北本 18,957 16,461 -13%
鴻巣 19,650 17,828 -9%
鴻巣 7,274 6,648 -9%
吹上 9,031 7,932 -12%
行田 6,660 5,915 -11%
熊谷 30,556 27,485 -10%

 

中央線2024年度の駅別乗降客数/日(2018年度比)

中央線の神田駅から八王子駅までの2024年度の2018年度からの乗降客数の変化は、東京駅に近いほど減少しています。オフィス街が多いことの影響なのかもしれません。

  2018年度 2024年度 増減
神田 106,091 90,528 -15%
御茶ノ水 105,890 88,364 -17%
四ツ谷 98,631 88,937 -10%
新宿 789,366 666,809 -16%
中野 150,886 132,316 -12%
高円寺 51,763 47,716 -8%
阿佐ケ谷 46,089 42,024 -9%
荻窪 90,715 82,079 -10%
西荻窪 45,778 42,670 -7%
吉祥寺 143,685 128,246 -11%
三鷹 98,707 86,843 -12%
東小金井 31,553 29,649 -6%
国分寺 113,368 101,156 -11%
西国分寺 29,928 27,864 -7%
立川 168,512 154,091 -9%
八王子 85,003 77,401 -9%

 

総武線2024年度の駅別乗降客数/日(2018年度比)

総武線秋葉原駅から千葉駅までの2024年度対2018年度の乗降客数の変化のグラフです。他の路線もそうですが、1日の乗降客数が多いところほど、コロナ前と比較して乗降客数が減少率が大きいように見えます。総武線でいうと秋葉原駅です。

津田沼駅ですが、2023年から2026年まで「津田沼パルコ」「イトーヨーカドー」「モリシア津田沼」と閉店が続いています。

  2018年度 2024年度 増減
秋葉原 252,267 221,421 -12%
浅草橋 55,061 49,943 -9%
両国 39,862 36,048 -10%
錦糸町 105,669 97,049 -8%
亀戸 58,276 55,043 -6%
平井 33,679 31,063 -8%
新小岩 77,204 73,388 -5%
小岩 66,480 60,083 -10%
平井 33,679 31,063 -8%
市川 61,418 56,421 -8%
本八幡 60,125 55,139 -8%
西船橋 139,347 129,904 -7%
津田沼 103,912 89,445 -14%
幕張 16,088 15,438 -4%
稲毛 50,678 46,295 -9%
千葉 108,121 104,225 -4%

 

山手線2024年度の駅別乗降客数/日(2018年度比)

山手線の2024年度の乗降客数の変化です。他の路線と比較して、2018年度から2024年度の減少率が大きく見えます。元々の乗降客数が多いからでしょうか。

  2018年度 2024年度 増減
池袋 566,994 499,128 -12%
大塚 58,926 54,351 -8%
西日暮里 100,940 89,606 -11%
日暮里 115,092 107,077 -7%
御徒町 70,537 62,984 -11%
有楽町 173,003 126,872 -27%
浜松町 162,143 133,902 -17%
田町 156,364 125,855 -20%
五反田 141,351 110,321 -22%
目黒 115,560 93,384 -19%
恵比寿 147,699 126,010 -15%
渋谷 370,856 324,414 -13%
原宿 75,341 67,407 -11%
代々木 70,479 56,582 -20%
新大久保 51,438 49,246 -4%
高田馬場 211,687 179,666 -15%

 

常磐線2024年度の駅別乗降客数/日(2018年度比)

常磐線の日暮里駅から水戸駅までの駅別の乗降客数の変化になります。三河島駅だけが2018年度から2024年度でプラスになっています。

  2018年度 2024年度 増減
日暮里 115,092 107,077 -7%
三河島 11,508 12,101 5%
南千住 17,220 17,086 -1%
北千住 220,903 198,732 -10%
松戸 99,909 89,679 -10%
126,276 117,042 -7%
我孫子 31,584 28,756 -9%
取手 27,613 23,875 -14%
牛久 12,793 11,014 -14%
土浦 16,124 14,376 -11%
神立 5,540 5,268 -5%
石岡 5,667 5,020 -11%
友部 3,578 3,181 -11%
内原 2,812 2,413 -14%
水戸 29,889 27,218 -9%

 

横須賀線2024年度の駅別乗降客数/日(2018年度比)

横須賀線西大井駅から久里浜駅までの乗降客数の変化になります。西大井駅は2018年度から2024年度でプラス24%となっていて、JR東日本では1日の乗降客数1万人以上の272駅の中で上昇率は1位でした。西大井駅の乗降客数が増えたのは「定期」でなく「定期外」が1.5倍になっています。

  2018年度 2024年度 増減
西大井 15,833 19,616 24%
武蔵小杉 130,752 113,452 -13%
新川崎 29,407 25,927 -12%
横浜 423,651 373,010 -12%
保土ヶ谷 34,365 29,244 -15%
東戸塚 59,329 51,743 -13%
北鎌倉 9,015 8,286 -8%
鎌倉 44,838 41,247 -8%
逗子 29,266 25,635 -12%
東逗子 5,070 4,482 -12%
田浦 2,278 1,988 -13%
横須賀 5,240 4,577 -13%
衣笠 8,568 7,583 -11%
久里浜 6,455 5,622 -13%

 

0歳児の母「仕事あり(育休含む)」割合65%(2024年)仕事復帰と育休の平均

0歳児を持つ母親の「仕事あり(育休中含む)」割合(2010年~2024年)

令和6年国民生活基礎調査・末子の母の仕事の有無・末子の年齢階級別 年次  | 政府統計の総合窓口

2010年から2024年の「末子が0歳児の母親」が「仕事あり」の割合の推移のグラフになります。この政府統計では、仕事ありというのは育児休業期の女性も含まれています。2010年は29%でしたが、2024年は65%と14年間で2倍以上に増加しています。

《末子が0歳児を持つ母が仕事ありの割合》

2010年 29%
2012年 38%
2014年 40%
2016年 39%
2018年 45%
2021年 60%
2024年 65%

 

0歳児~3歳児の母親「仕事あり(育休含む)」割合 2010年→2024年

国民生活基礎調査より同様に0歳・1歳・2歳・3歳の母の「仕事あり(育休含む)」割合を2010年と2024年とで比較しました。どの年齢も大きく増加しています。

  2010年 2024年
0歳 29% 65%
1歳 37% 70%
2歳 45% 75%
3歳 47% 78%

 

育児休業を取得した女性の「1年以内」復職率

雇用均等基本調査(女性雇用管理基本調査)令和5年度事業所調査 |政府統計の総合窓口

育児休業を取得した女性が、1年以内に復職した割合の推移をグラフにしました。意外な結果ですが、2012年は64.7%だったのが2023年は50.6%に減少しています。数字の計算方法は、「育児休業後に復職した女性の割合」×「育児休業後に復職した女性で1年以内の割合」で計算したものになります。

  A B C
2012年 90.3% 72% 64.7%
2015年 93.2% 66% 61.2%
2018年 90.0% 62% 55.5%
2021年 93.1% 50% 46.6%
2023年 93.2% 54% 50.6%

A:育児休業後に仕事復帰した女性の割合

B:育児休業後に仕事復帰した女性で育休期間が1年以内の割合

C:育児休業を取得した女性で1年以内に仕事復帰した割合

0歳児の母が「仕事あり」の割合が増加している背景に育児休業を取得した女性は1年以内に仕事復帰する割合が年々増加していると思ったのですが違ってました。2012年と比較して増加したのが「育児休業期間が12ヵ月~18ヵ月」の割合で2012年は21.3%でしたが2023年は32.7%と1年以上の育休をとる人が増えていることになります。

 

女性の育児休業を取得した月数(2023年)

女性の取得期間別育児休業後復職者割合(2023年)という政府統計からの円グラフになります。女性の育児休業期間の割合は下記になります。

6ヵ月未満 7%
6ヵ月~12ヵ月 47%
12ヵ月~18ヵ月 33%
18ヵ月以上 13%

 

【妊娠したら退職する女性の割合が不明】

0歳児の母の「仕事あり(育休含む)」の割合が何故2010年から2024年まで増加していったか調べていたのですが辿り着けませんでした。理由は、女性が在籍中に妊娠をして、産休を取得しないで退職した人の割合が統計には表れないためです。特にパートタイマーの女性では19.3%の妊娠した女性が「妊娠した後の退職や出産状況不明」というのが国立社会保障・人口問題研究所のデータにありました。

https://www.jil.go.jp/institute/research/2016/documents/150-1_01.pdf

 

0~2歳児の母親の「仕事あり」割合(2021年)国別

OECDの統計で「0~2歳」の子供を持つ母親で仕事ありの割合のグラフになります。西洋の国と比較すると日本は高い訳ではなく中間くらい、アメリカやフランスと同程度になります。EUと日本を比較すると、EUは2010年のころから子供が小さくても母親が働いている割合が高かったのですが、日本は2010年頃は低かった。それが2020年以降になってEU諸国と近い数字に上がってきたように見えます。

  2021年
ポルトガル 84%
オランダ 81%
デンマーク 75%
フランス 64%
日本 63%
アメリ 59%
イタリア 52%

https://webfs.oecd.org/els-com/Family_Database/LMF1_2_Maternal_Employment.pdf

 

【国別】世界の出生率が高い地域マップ|国境が多い

アルゼンチンで出生率が一番高いミシオネス州
アルゼンチン25州 出生率 1.33(2023年)
ミシオネス州 出生率 1.82(2023年)
接している国境 パラグアイ、ブラジル

Demographics of Argentina - Wikipedia

 

今回の記事は、国別で州・県で一番合計特殊出生率が高い地域は何故か国境が多いという内容になります。アルゼンチンは25州ありますが、北東のパラグアイとブラジルに接しているミシオネス州が1位となっています。理由は分からないですが、多くの国で出生率が高い地域は国境に接しているので、紹介していきます。

 

ブラジルで出生率が一番高いロライマ州
ブラジル27州 出生率 1.47(2024年)
ロライマ州 出生率 2.02(2024年)
接している国境 ベネゼエラ、ガイアナ

Demographics of Brazil - Wikipedia

 

インドの出生率が一番高いビハール州
インド36州 出生率 2.0(2020年)
ビハール州 出生率 3.0(2020年)
接している国境 ネパール

 

ロシアで出生率が一番高いチェチェン共和国
ロシア85地域 出生率 1.4(2023年)
チェチェン共和国 出生率 2.66(2023年)
接している国境 ジョージア

 

イランで出生率が一番高いシースターン・バルーチェスターン州
イラン31州 出生率 2.0(2016年)
シースターン・バルーチェスターン州 出生率 3.9(2016年)
接している国境 アフガニスタンパキスタン

 

トルコで出生率が一番高いシャンルウルファ県
トルコ81県 出生率 1.36(2025年)
シャンルウルファ県 出生率 3.05(2025年)
接している国境 シリア

今回記事を作成しようとしたきっかけが、SNSで拝見したトルコの81県の合計特殊出生率(2025年)の数字です。トルコ全土の70%は合計特殊出生率が1.4以下なのに、1県だけ出生率が3.05であるのを見て不思議に思いました。シャンルウルファ県はトルコ人が10%しか住んでいない不思議なところで、クルド人が40%、アラブ人が30%です。シャンルウルファ県には「ギョベクリ・テペ」という12,000年前の遺跡があり農耕発祥の地と言われています。

シャンルウルファ県 - Wikipedia

 

メキシコで出生率が一番高いチアパス州
メキシコ32州 出生率 1.63(2020年)
チアパス州 出生率 2.39(2020年)
接している国境 グアテマラ

 

その他にも、国で一番出生率が高い地域が国境になっている人口が多い国は下記になります。

インドネシア東ヌサ・トゥンガラ州

パキスタン(ギルギット・バルチスタン)

コンゴ共和国(カサイ・オクシデンタル州)

・ナイジェリア(ヨベ州)

アフガニスタン(ヌーリスターン州)

・エジプト(マトルーフ県)

エチオピア(ソマリ州)

バングラデシュ(シレット地方)

・ドイツ(ニーダーザクセン州

カザフスタントルキスタン

・イタリア(トレンティノ=アルト・アディジェ)

南アフリカ(リンポポ州)

ミャンマー(チン州)

ケニアマンデラ

・コロンビア(ラ・グアヒーラ県)

・スペイン(メリリャ)

ウガンダ(カラモジャ)

・日本(沖縄県

 

世界の人口で多い順で上位30か国を調べると島国を除くと80%の国が一番出生率が高い地域は国境になっています。

おひとりさま女性の一人暮らし1.4倍【2019年→2024年】

25~59歳女性の一人暮らし人数(国民生活基礎調査)2009年~2024年

2020年以降に一人暮らしをする「おひとりさま」の女性が増えているのではと思い調べてみました。単独世帯についての統計は意外と少なく、正確な国勢調査は5年に1回しかなく次回の発表は2026年末になるので、次に信頼度が高い厚生労働省の「国民生活基礎調査(各年)」から「25歳~59歳女性」の単独世帯数の推移をグラフにしました。

「25~59歳女性の単独世帯数」は2019年の199万人から2024年は290万人と僅か5年で1.45倍に増加しています。後述しますが、高齢者の「おひとりさま」の増加もそうですが2020年以降は59歳以下の女性の一人暮らしが増加しております。

【25~59歳女性の単独世帯数】

2010年 1,755,000
2013年 1,734,000
2016年 1,710,000
2019年 1,995,000
2022年 2,682,000
2024年 2,895,000

国民生活基礎調査 24 世帯数,世帯人員・世帯主の性・世帯主の年齢(5歳階級) | 政府統計の総合窓口

 

65歳以上vs65歳未満 単独世帯数 1986年~2024年

国民生活基礎調査から男女合わせた数字(縦軸は千世帯)ですが、「65歳未満」と「65歳以上」の単独世帯数の推移をグラフにしました。1986年以降、65歳以上の高齢者の「おひとりさま」は増加の一途を辿って社会問題として取り上げられることが多かったのですが、2020年以降は64歳以下の方が単独世帯数は増加しています。65歳以上高齢者の単独世帯数は2023年に減少して2024年に再び増加してます。

  65歳未満 65歳以上
2010年 7,368,000 5,018,000
2013年 7,555,000 5,730,000
2016年 6,875,000 6,559,000
2019年 7,538,000 7,369,000
2022年 9,122,000 8,730,000
2024年 9,964,000 9,031,000

 

男性と女性(25~59歳)の一人暮らし人数(国民生活基礎調査

2019年から2024年の5年間で「男性」と「女性」でどちらが一人暮らしが増えたか比較しました。男性は1.31倍、女性は1.45倍と「25~59歳」女性の方が増加は多くなっています。また男女とも2009年から2019年までは、おひとりさまの人数は変動が少なかったのが2022年から急激に増えているのが分かります。国民生活基礎調査は2020年分は新型コロナの影響で統計が中止になっています。

男女(25~59歳)の一人暮らし世帯数の推移

 
2009年 3,164,000 1,729,000
2010年 3,131,000 1,755,000
2011年 2,852,000 1,719,000
2012年 3,006,000 1,666,000
2013年 3,135,000 1,734,000
2014年 3,357,000 1,741,000
2015年 3,142,000 1,797,000
2016年 2,897,000 1,710,000
2017年 3,149,000 1,945,000
2018年 3,102,000 1,835,000
2019年 3,135,000 1,995,000
2021年 3,121,000 2,286,000
2022年 3,828,000 2,682,000
2023年 4,017,000 2,754,000
2024年 4,101,000 2,895,000

 

女性の一人暮らし年齢別 2019年vs2024年

女性の5歳階級で、2019年と2024年を比較してどの年代で「おひとりさま」が増えたかを比較してみました。増加率で一番多かったのは「35~39歳女性」で5年で1.76倍でした。他も「25~29歳女性」が1.71倍、「30~34歳女性」が1.55倍でした。増加率だけで考えると40歳未満の若い女性の「おひとりさま」が増えたということになります。

女性(25~59歳)単身世帯2019年→2024年

  2019年 2024年 増減率
25~29歳 269,000 460,000 171%
30~34歳 225,000 348,000 155%
35~39歳 174,000 307,000 176%
40~44歳 235,000 288,000 123%
45~49歳 323,000 374,000 116%
50~54歳 366,000 503,000 137%
55~59歳 403,000 615,000 153%

 

未婚者の親との同居率(2020年国勢調査

2020年の国勢調査から未婚女性と男性の5歳階級の親との同居率をグラフにしました。不思議なことに男性も女性も「25~29歳」「30~34歳」「35~39歳」「40~44歳」「45~49歳」の5階級でほとんど同じで60%くらいになっています。2020年以降に、おひとりさまが増加している理由としては、親と同居をしていた人が感染症などを理由に一人暮らしを始めたと考えますと、2019年から2024年に女性一人暮らしが1.45倍になった可能性はあると思います。

男女未婚者で親と同居の割合(2020年国勢調査

 
25~29歳 56.8% 60.8%
30~34歳 60.5% 61.9%
35~39歳 63.4% 62.5%
40~44歳 63.8% 62.3%
45~49歳 60.8% 59.8%
50~54歳 54.1% 53.8%
55~59歳 43.8% 44.2%

国勢調査 令和2年国勢調査 就業状態等基本集計  親子の同居 49-2 男女,年齢(5歳階級),配偶関係,親との同居・非同居