人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

コロナにおける消費者金融の四半期の数字

アイフル 2020/4~7

https://www.ir-aiful.com/data/current/MD202007.pdf

 

・営業収益(貸付残高):昨対で+5.6%

・営業利益:昨対で+112.5%

 

好調な数字に見えます。

利益が大きいのは今年くらいから過払い金請求が減ってきているからでしょう。

過払い金は10年以上前に利息20%以上で払ってた人が返還できるもので、もう10年経過するので対象者が減ってきていて消費者金融としては嬉しい話です。

 

問題は、新規獲得者が減っていることです。

 

2020/7 昨対でマイナス30% です。

 

新規で消費者金融を利用する人が減っているのに、貸付残高が増えているのは、多重債務者が増えている傾向を示します。

お金に困っている人は借金が増えて、困ってない人は消費者金融を利用しないという状況でしょう。

 

アフィリエイトの代理店から先日プロミスの広告を掲載して欲しいと複数社から打診がありました。今までなら大手消費者金融から掲載依頼など来たことなく、こちらから依頼しても断られるぐらいでしたが、コロナの影響で新規の消費者金融利用者が減っているので慌てているのでしょう。

 

不況になることで一見、消費者金融の利用者が増えそうですが、個人的には減ると思ってます。

 

利用者数は減るけど、貸付残高が増えるという焦げ付きやすい危険な業界になるのでしょうか。