人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

耳鳴りの原因はストレスが主 耳鳴診療ガイドライン2019を読んで

2~3年前から耳鳴りが気づくとしている程度で、通院して薬を服用したが諦めてそのままだったので、耳鳴りの原因を突き止めようとGoogle論文検索してたら、「耳鳴診療ガイドライン2019」という書籍を知って購入して読んでみました。

 

結論から先にいうと、耳鳴りの原因は一般的には不明で、治療も不可能です。

世界中で10~15%の人が発症する耳鳴りですが、未だに原因も治療法も確立されておりません。

 

耳鳴診療ガイドライン2019の「一説」として書かれてた内容が

 

ストレスに起因する内因性エンドルフィンの内有毛細胞からの放出が、求心性神経の自発放電増加の原因になり耳鳴りを引き起こしているという一説が有力ではある。

 

ストレスなどの侵害刺激により産生されて鎮痛に働くエンドルフィン(脳内麻薬)が放出されて電気信号が発生して耳鳴りになっているということでしょうか。

エンドルフィン - Wikipedia

 

 

また、このガイドラインで耳鳴りの患者にアンケートした内容で、「原因は何だと思いますか?」という選択問題の回答(472人が回答)が

 

ストレス 164人

聴力の衰え 116人

外傷・むちうち 41人

なし 35人

その他 116人

 

と、ストレスと回答した人が最も多かった。

 

耳鳴診療ガイドライン2019では、治療法のエビデンスについては、薬や補聴器や食事は「効果のエビデンスがない」ときちんと書かれてました。

 

治療法としては認知行動療法が良いと判定されてますが、「耳鳴りで鬱病にならずに落ち込まない方法」という重度の症状の方向けのような気がしました。

 

耳鳴りは、併発が多いのが

不眠症

うつ病

 

のようです。どちらが主因なのかは分かってないみたいですが、どれもストレスが関わっているように思う。