就業者(非農林業)男性・50歳未満の1973年からの統計のグラフになります。
1972年以前は沖縄県が含まれてないのと、1968年以前は年齢が5歳階級で統計を取ってなかったため、現在の統計方法は1973年からの開始となっております。
政府統計データ:
男性50歳未満の就業者数が減少している理由は、就業率が減少したわけでなく純粋に50歳未満の人口がいない為です。
【OECD加盟国の男性就業者と比較】
OECD加盟国のデータで、「男性25~54歳就業者数」を2022年と2010年をグラフで比較してみると、日本だけが男性就業者数が極端に減少しているのではなく、イタリアや韓国といった出生率が低い国では日本と同様に直近12年間で7%以上減少しております。
【日本の男性の正規雇用社員の人数推移】
図9 各年齢階級の正規、非正規別雇用者数|早わかり グラフでみる長期労働統計|労働政策研究・研修機構(JILPT)
統計上50歳未満が見つけれなかったので男性45歳未満の正社員数の1988年~2022年の推移のグラフになります。
毎年減少していっているのが分かります。1992年から30年経過して45歳未満の男性正規雇用者数が30%減少したことになります。
【1950年から2023年の日本の50歳未満の人口推移】
現在の50歳未満の人口(男女計)は、終戦直後の50歳未満の人口よりも少なくなっています。
1980年に50歳未満の人口が8,907万人だったのが43年経過して6,028万人と32%減少しております。
【女性50歳未満の就業者数は増加している】
男性50歳未満の就業者数のグラフでは、1973年から2023年で437万人減少しています。
女性の50歳未満の就業者数を見ると、最大増加幅で1975年の1,310万人から2018年の1,784万人と474万人増加しています。
単純差し引きで50歳未満の男女の就業者で考えますと、男性の就業者数が50年で20%減少した分を女性が補ってくれてるという推察が出来ます。
【今後は女性の就業者数の増加を見込むのは難しく人手不足になる可能性】
2023年の50歳未満の女性の就業率は80%と、就業率は毎年過去最高になっています。
50歳未満の女性の人口が年々減少しているのと、就業率が80%と高い状態で伸びしろが少なく、上記のグラフのように50歳未満の女性の就業者数は1,700~1,800万人で頭打ち状態にあります。
【日本の男性50歳未満 就業者数(万人)】
1972 | 2,298 |
1973 | 2,361 |
1974 | 2,382 |
1975 | 2,384 |
1976 | 2,393 |
1977 | 2,390 |
1978 | 2,384 |
1979 | 2,403 |
1980 | 2,413 |
1981 | 2,415 |
1982 | 2,422 |
1983 | 2,430 |
1984 | 2,433 |
1985 | 2,427 |
1986 | 2,427 |
1987 | 2,428 |
1988 | 2,448 |
1989 | 2,478 |
1990 | 2,501 |
1991 | 2,519 |
1992 | 2,523 |
1993 | 2,525 |
1994 | 2,507 |
1995 | 2,506 |
1996 | 2,523 |
1997 | 2,517 |
1998 | 2,458 |
1999 | 2,399 |
2000 | 2,371 |
2001 | 2,332 |
2002 | 2,289 |
2003 | 2,268 |
2004 | 2,256 |
2005 | 2,255 |
2006 | 2,257 |
2007 | 2,255 |
2008 | 2,242 |
2009 | 2,186 |
2010 | 2,175 |
2011 | 2,166 |
2012 | 2,154 |
2013 | 2,148 |
2014 | 2,147 |
2015 | 2,132 |
2016 | 2,141 |
2017 | 2,134 |
2018 | 2,138 |
2019 | 2,123 |
2020 | 2,084 |
2021 | 2,058 |
2022 | 2,019 |
2023 | 1,991 |