貸金業をやってみたいと考えたことがあり読んでみました。
「スナックに飲みに行くのに困ってる人にはお金を貸しても良いが、明日のお米を買うのに困っている人には絶対お金を貸すな」というのが昔からのサラ金の鉄則というのが勉強になった。
遊ぶお金が欲しい人はバイタリティーに溢れていてその時困っていても、働いて稼ぐ能力があるから貸して大丈夫。
食べるのに苦労している人は収入と支出のバランスが崩れていて、修正がきかないのでお金を貸しても焦げ付く。
昔からサラ金の業者は、「延滞しない顧客をどうやって集めるか」に頑張ってきたようです。
昭和30年代に団地ブームが出来て、中間層が入居して3種の神器をローンを組んでも購入する時代に、団地専門のサラ金があったということ。
本を読んで勉強になったのが、経済成長が上向きの時はサラ金は良いが、生活困窮者が借り手の多くを占めると割が合わないビジネスになる。
今後は日本はLINEでお金を借りれるので、新しいサラ金業者の参入は難しいのではないかな。