人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

浅草の仲見世のお店が売上98%減の記事

朝日新聞夕刊に、浅草の仲見世の「いなば」さんが売上が98%という記事がありました。

今は平均で売上が1日1万円、人件費が必要なので1日4万円かかるとのこと。

 

98%減ということは、1日50万円の売上があったというのがビックリしました。

www.asakusa-nakamise.jp

雑貨・雷おこしの販売なので、恐らく客単価は2000円くらいなのでしょう。

1日50万円だと、1日250人が購入していく計算です。

年間だと91000人が購入、浅草の観光客数が3000万人/年間。

 

仲見世を通行する人で「いなば」に立ち寄る確率を大雑把に50人に1人とすると、年間に店に入る人は60万人。

10%の人が購入に至れば、年間60000人なので、前述の91000人が購入という数字はあり得る話であると思う。

 

「いなば」の店の商品を見ると、「仲見世にあるから売上が立つ」というもので、「人通りが多い」ことがこれだけ大きな売上をもたらせてきたことになる。

 

1日50万円だと、人件費4万円、仕入れ原価15万円、家賃15万円、営業利益16万円/日。

(予測です)

年間営業利益が5,800万円という個人商店にしては素晴らしい利益だったのでしょう。