15人の殺人と50人の強姦をしていた40年前の事件が、DNAから70代の男性が特定されたというアメリカのお話しです。
アメリカでは「GEDmatch」というボランティアのサイトがあり100万人がDNAを提供してデーターベースに情報があります。
GEDmatchでは登録した人は、親族(いとこ、またいとこ、兄弟、孫)の範囲で探せるメリットがあるので、無料でもあり自分のDNAを提供する人が100万人に達したようです。
そこのデータベースに、40年前の被害者に残された精液のDNAを警察がアップしたところ、いとこが見つかって、そこから犯人が特定されたという話です。
またいとこ というのは、祖父母の兄弟の孫 になります。
第六親等にあたりますが、現在95%の確率で分かるようです。
日本ではDNA家系図というのが流行はしてないですが、「人とのつながりの発見」という面白い話と思う。
今回問題となったのは警察が個人情報の取得に関与していて、どこまで許容されるのかというニュースです。
日本でも140万人のDNAを警察は採取しているようで、親族がその10倍と考えると、国民の20%のDNAは日本警察は特定できる計算になります。