【引用】
もし人間が互恵的利他行動でお互いにやってあげたりやってもらったりして、損したり得したりしながら進化してきたことがたいへん重要なのだとしたら、誰かがずる(抜け駆け、裏切り)をしていることに関しては、特殊化した知能があるだろう。脳みそはいろいろなことをするけれど、「あっ、あの人、ずるしてる」というようなことは、「AならばBである」と論理的に考えているのではなく、パッと分かるのではないか。そういうことに特化した脳のモジュールがあるのではないか。
自分で当てはめると、過去に他人に対して怒りを覚えたのが「利益を得るだけでコストを負わない抜け駆け」と感じた時である。
ジョン・トゥービーの論のように進化の段階で、他人のズルを一瞬に見分ける人がいて、それを目撃するのがストレスになるのが自分なのかもしれない。
ジョン・トゥービーの日本語書籍はないので、論文検索で訳して色々勉強してみよう。