人口減少時代をグラフで読み解く

人口減少の時代に起きる様々なことをグラフにして考察

2022年3月の死亡率(市町村)が2019年3月と比較して32%増加している

 

岡山市北区で2022年3月の死亡者数が異常に増加しているというYoutubeを見て、全国主要の市町村の死亡増加率を計算してみました。

 

パーセントの数字は下記で計算しております。

*1÷*2

 

*3

上記の値は平均で、0.1% くらいで、一番低いのが「世田谷区」の0.0829%。

一番大きい数字は、大阪市の0.130%。大阪市の死亡率は、世田谷区の157%と高い数字でした。

 

20市町村の統計での、コロナが始まる3年前の3月と比較しての死亡率の中央値は、132%でした。

 

全国での人口動態は、遅れて発表されるので、2022年5月時点では、まだ死亡者数は2021年11月分までしか発表されていませんので、2022年3月の年齢別の死亡者数を比較することは現時点ではできてません。

 

2021年11月までの年代別の各月の死亡者数(全国)をコロナ前と比較すると、明らかに死亡者数が多いのは、「90歳以上」でした。

「90歳以上」の死亡率が高い訳ではなく、2年前と比較して単純に「90歳以上」の人口が増加したことで90歳以上の死亡者数が増加したように見えたのが、2021年11月までの統計です。

 

2022年3月の市町村の死亡者数が増えた原因が高齢者が関係しているのかどうかを検証するには、2022年9月ごろに発表される統計データまで待つしかありません。

 

*1:2022年3月中の死亡者数)÷(2022年3月時点の市町村人口

*2:2019年3月中の死亡者数)÷(2019年3月時点の市町村人口

*3:2022年3月中の死亡者数)÷(2022年3月時点の市町村人口