本日、大宮の埼玉県立歴史博物館に行ってきて、ボランティアガイドさんの丁寧な説明で初めて知ったことが多かったので記事にしてみます。
日本では火山灰が多いので、人骨は溶けてしまい古い年代の人骨が残ってなく、石器から暮らしぶりを推測するという考古学になっているとのこと。
本州で最古の人骨は、静岡県の18.000年前。
日本で最古は石垣島で、27,000年前。
集落として黒曜石の石器が発見された3万年以上昔の遺跡は、全国で140以上存在しているが、石器以外は溶けてしまい何も残ってないらしい。
貝塚の貝は溶けないで残っていて、貝塚はアルカリ性で石灰岩は酸性とのこと。
貝塚で人骨が発見される理由は、貝塚がアルカリ性で酸性から守られているからとのことで、貝塚に意図的に葬ったわけではないのではと思った。
氷河期終了が約12000年前なので、3万年前は氷河期で日本ではホモサピエンスがどのような暮らしだったか興味が湧く。
Wikipediaにあるように、日本では35000年以上前の遺跡が一切発見されてない。
3~3.5万年前は、140ヵ所あるのに、3.5万年以上前はゼロというのは、3.5万年前に台湾から沖縄に船で渡ってきたという説が有力なのか。
後期旧石器時代の遺跡が140あるのですが、多くが関東地方に集中しています。
沖縄からホモサピエンスが大陸移動してきたとしたら、関西地方の方が関東地方より多く旧跡時代の遺跡が発見されているはずなのが不思議な点です。